2011年08月08日
夏祭り金魚すくいは子どもたちに大人気
金魚のルーツを探ると?
金魚は夏の風物詩として我々の意識に深く沁みこんでいる魚である。
夏祭りには、やはり金魚すくいがなくてはならない。
ほんのり明るい提灯のもと、浴衣姿の少女がポイ(すくい網)を片手にしゃがみ、泳ぎ回る金魚を真剣なまなざしで見詰めている-ああ、これこそ日本の夏である。まてよ、金魚を袋に入れて持っている浴衣姿の少女のほうが…
…なんの話だっけ。そうそう、つまり金魚は身近な魚だということが言いたかったのだ。
だが、身近にも関わらず金魚のルーツは余り知られていない。鯉を小さくしたようにも見えるが、デメキンやイラストのようなひらひらした感じの金魚はいったい?
金魚はコイ目コイ科の魚なので、鯉の仲間には違いない。金魚の多くは8~15cmだが、中には30cmになるものもいる。こうなるといよいよ鯉と区別がつかない。だが、見分ける重要なポイントがある。それはヒゲだ。金魚にはヒゲがないのである。実は金魚はフナ属で、フナの品種改良・交配を長い年月をかけて重ねていったものなのだ。つまり金魚はコイ目コイ科フナ属ということになる。
金魚は4500年以上の繁殖の歴史を持っているとされ、人間と共に長い世代を生きてきた仲間である。またとても長生きで、70年という記録も残っている。上手に飼いさえすればまさに一生の友となるのだ。
夏祭りですくってもいいし、ペットショップにでもいけば数十円から金魚が売っている。生活に色彩りを添える意味でも、是非飼ってみてはいかがだろうか。
Posted by 44 at 18:51│Comments(0)
│魚
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