2014年12月30日
喜美留

【喜美留】(チビル) 〔世帯〕260〔人口〕580
町の北東部、南西は手々知名、北は西原に接し、
南東は太平洋に面する。県道循環線が北東から
南西に通り、その周辺に集落を形成する。
海浜には笠石公園やキャンプ場がある。
喜美留はエラブユリの発祥の地であり、
伊地知季道翁が、喜美留沖で難破した英国船の
乗組員を手厚くもてなした。その時の英国人が
ユリ商人アイザックバンデン氏、氏の勧めで
喜美留のソテツ山に蘇生していたユリを育てる。
明治32年から栽培を始め、35年には欧米に輸出
されるようになる。
ユリの先生に喜井利一さんがいる。氏は40年
一貫してユリの研究をされ、生涯ユリにかけた方で、
平成13年に「沖永良部テッポウユリとフリージァの
あゆみ」を出版されている。
現町長伊地知実利氏ははこの字出身である。